リュックサック(Rucksack)アウトドアからビジネスまで、便利でおしゃれなバッグパック


リュックサック(Rucksack)アウトドアからビジネスまで、便利でおしゃれなバッグパック

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リュックサック(Rucksack)は和製英語?

リュックサック(Rucksack)という言葉はドイツ語が由来で、荷物を入れて担ぐための袋のことをいいます。登山、軍事や日常生活でもよく用いられます。

本来のドイツ語での発音は「ルックザック」で、日本語で「リュック」と読むのは、ドイツ語で背中を意味する「リュッケン」に影響されたと考えられます。

英単語にも同じ言葉がありますが、「ラックサック」と発音します。

イギリスやアメリカでは同じ用途の袋のことを、バックパック(Backpack)といいます。これは1910年からのことで、それ以前は、ナップサック(Knapsack)、サックパック(Sackpack)と呼ばれていました。単にパック(Pack)と呼ぶこともあります。

また、ザック(Sack)という言葉もありますが、これはドイツ語で「袋」を意味するので、リュックサックの意味ではあまり用いられません。

リュックサック(Rucksack)が日本に伝わるまで

1898年、地理学の研究のためドイツに留学した、山崎直方は、オーストリアのウィーンで氷河について学び、アルプスの氷河を訪れて研究をして帰国しました。

その際にピッケルや登山靴、リュックサックも持って帰り、1902年の白馬岳に登山して氷河の存在を確認しました。そのため、日本で初めてリュックサックを使用した人と言われています。

スイスのヨハネスヒューフキスリングはグリンデルヴァルトの登山で用いるリュックサックを作っていましたが、登山案内人の経験に基づき生産したので頑丈で使いやすく、これを横有恒や松方三郎が日本に持ち帰ったときに、帆布職人でリュックサックも作っていた片桐貞盛が生産販売したことで日本中に普及しました。

アメリカで画期的なバッグパック(Backpack)が発明される

アメリカで画期的なバッグパック(Backpack)が発明される

このキスリングタイプは横幅が大きく肩への負担が大きいなどのデメリットが多く、これを改善した新しいタイプのエクスターナルフレームパックがアメリカから紹介されました。

このフレームパックは金属フレームにナイロン製のパックが複数内蔵されたタイプで、軽くて最新の材料の、ジュラルミンチューブ、フォームパッドなどを使用したフレームパックは、荷物を腰骨で支えるという発想を取り入れており、厚地のパッドをくるんだ大型ヒップベルトや背中の形に合わせて曲げたフレームは画期的なデザインでした。

この頃、アメリカやイギリスで呼ばれていた、バッグパック(=リュックサック)の呼び名が伝わりました。

インターナルフレームパックへの進化

エクスターナルフレームパックの進化したカタチが、インターナルフレームパックです。

ジェラルミンやFRP、チタン合金やカーボンファイバーなどの薄くて柔軟性のある構造のフレームがバックパックの中に収納され、背負ったときの快適さや動きやすさなどが進化しており、現在使用されている大型のバックパック=リュックサックのほとんどはこの構造となっています。

インターナルフレームパックは、小型で軽量なものには、フレーム自体が簡略化されており、フォームパッドやプラスチック製のプレートを内蔵しているだけの本来のフレームの役割に合わないものもあり、それらは、ソフトパックと呼ばれています。

このようなソフトパックは、軽い荷物しか入れない小型のバックパックなので、頑丈なフレームや厚手のベルトがあっても重量が増すだけなので、型くずれや背中に当たらないようにするための軽い素材のみしか使用されていません。

使用用途により、そういったソフトパックの方が使用しやすいこともありますので、これもバックパックの進化と言えるでしょう。

リュックサック(Rucksack)の種類

リュックサック(Rucksack)の種類

キスリング(kissling)

スイスのヨハネスヒューフキスリングから由来しています。

サイドポケットがついたキャンパス生地製の大型のザックのことをいいますが、1960年ごろから日本でも普及していきましたが、横幅が広すぎて通ることができなくなったり、パッキングが難しいことや、全重量が肩にかかることで腕が麻痺してしまう、ザック肩になるなどのデメリットが多かったため、後述のアタックザックの使用が増加して、今ではほとんど使用されていません。

デイパック(Daypack)

1日分の荷物が入るナップザックの意味から、1日のデイ(Day)が用いられていますが、デイバッグ、ディバッグ、D-packなどと呼ばれることもあります。

サブザック(Subsack)

サブとザックを合成して作られた和製英語です。

英語では、スモールナップサック(Small knacksack)といいます。

メインのザックに入れて使用する小型で軽量のナップサックで、ベースキャンプからアタックするときや、荷物をほとんど置いて近くの峰まで往復する際に用いられます。

薄い生地のナップザックをサブザックとして用いることができます。

ナップサック(Knapsack)

日本では、小型で普段使いのリュックサックのことをいいます。

登山用とは異なり、子供が遠足に持っていくタイプが日本では定番で、買い物など町で使用したり、学生のカバンとしてよく使われるようになりました。

アタックザック(attacksack)

サイドポケットがないタイプですので、岩山など垂直に近い山に登頂するときに登りやすい縦に長い形状をしています。

日帰りだけでなく、山小屋に泊まれるタイプやスキー用などがあります。レームがあるフレームザックに対して、フレームがないザックはソフトパックと呼ばれることもあります。

フレームザック(Flamesack)

背中の部分にフレームがある縦長タイプで、収納する荷物を上下に分けて入れることができて、背面などから取り出すことができます。

さらに、腰をまくベルトも一体となって付属しているので、ベルトを締めるとザック全体がフレームとともに背面に押しつけられるので、型崩れしにくく、背面全体に重みがかかるため、肩への負担が少なくなります。

現在のリュックサックはほとんどがこの形状です。

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まとめ

・リュックサック(Rucksack)はドイツ語が由来の和製外国語、英語ではバックパック(Backpack)

・かつてリュックサックにはキスリングタイプというものがあった

・リュックサックはエクスターナルフレームパック、インターナルフレームパックがある

・リュックサックは現在、フレームの簡易なソフトパックと呼ばれるものがある